OLE MARIUS JOERGENSEN

セールスマンを主人公とした優雅な小作品

一昔前を象徴するセールスマンは、オレ・マリウス・ヨーゲンセンのシリーズ「Vignettes of a Salesman」の中心的存在です。映画の世界への愛を込めて、オレは鮮やかな映画の照明を用いて、静寂なノルウェーの風景の中や、空っぽの部屋を、彼自身の最後の姿を探し求めて彷徨うセールスマンの物語を紡ぎました。オレはハッセルブラッドH3Dで、これらの見事なシーンを1950年代のスカンジナビアへの叙情詩として、シンプルな時代へのノスタルジアと、顔の見えないセールスマンのミステリアスな雰囲気を取り込んで撮影しました。

The Old House

セールスマン

セールスマンを主人公とした優雅な小作品は、テクノロジーに取って代わられ、もはや世界に居場所をなくしたセールスマンの孤独な姿を追ったものです。現代に行き詰まった彼は、順応できず、代わりに田舎を歩き回り、ホテルの部屋から部屋へと転々とします。顔を見る人に決して明かさず、私たちは謎の男の正体を知ることはありません。このシリーズでは、オレは過去に対する愛情、つまり1950年代、60年代の「よりシンプルな時代」、デジタル時代のずっと前、社会に影響を与えたすべての方法を参考にしています。

Sunset Blues
The Inner Journey

ノルウェーの田舎を彷徨う

ノルウェーでシリーズ全体を撮影するオレは、スカンジナビアの息をのむような美しさの風景の中で、セールスマンと彼の終わりのない旅を組み立てています。「自分の周囲にあるものを用いるアイデアが好きで、完璧な場所を見つけるために世界中を旅することはしません。これらの場所を部分的に撮影したのは、それらが今はまだ存在しますが、すぐに消えてしまう過去を表しているだけでなく、古い場所、おそらく忘れられていた地への私の愛情でもあります」とオレは語ります。

An Old Tune
As a Car was Passing by

H3Dでの撮影

高品質のプリントを作成したいという思いから、オレは2011年に以前のフルサイズからハッセルブラッドH3Dに切り替えました。H3Dでセールスマンのシリーズを撮影しながら、彼はモデルや、個々の撮影地で必要なすべての機材など、外気がどれほど冷たくても、「カメラ内」でできる限りのことをしようとしました。「コンピューターの前に座ってイメージを作成するという考えは理解できません。実際に外で様々なことを感じる必要があります。すべてが機能しなくなり、バッテリーが切れた瞬間なども含めて。」とオレは話します。

A Cliche of a Phone Call

H3Dは私がまさに必要とするものを提供してくれます。膨大な色域を処理できる大きなファイルです。

Last Train Home
Tough Day
Yesterday Was A Good Day

オレ・マリウス・ヨーゲンセンについて

映画の魅力に取り憑かれ、ノルウェーのフォトグラファー、オレ・マリウス・ヨーゲンセンは映画科の学生としてキャリアをスタートしましたが、すぐに写真が自身の媒体であることに気づきました。オレは、映画の照明技術をアーティストのエドワード・ホッパーとアルフレッド・ヒッチコック監督、デビッド・リンチ監督から得たインスピレーションと組み合わせて、謎に包まれた彼自身のユニークな物語を紡いでいます。彼のスタイルについて詳しくは、こちら

HASSELBLAD H SYSTEM

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