PHOCUS MOBILE 2


PHOCUS

Phocusは最高のクオリティでRAWファイルの現像編集を行う、ハッセルブラッドが提供するパワフルな画像編集ソフトウェアです。アップデートを重ね、新しい機能を追加することで、すべてのハッセルブラッドカメラとシームレスにご利用いただけます。

Phocusは洗練されたワークフローを提供します。グラフィカルなユーザーインターフェースにより、自分に合った使いかたをすばやく簡単に見つけることができます。作業に集中できる、シンプルなナビゲーションを実現した素晴らしいデザインです。また、新たに加わったツールは編集プロセスでのより詳細なコントロールを可能にし、最高のクオリティでの出力をお約束します。

Phocusはすべての機能を無料でお使いいただけます。 

Phocus 3.7.6の新機能(Mac)

  • X2D tethered Live Video support.
  • Support for synchronized Live Video with X2D camera
  • Improved frame rate and stability during Live Video for X1DII

主な機能



補正レイヤー

補正レイヤーには露出、ホワイトバランス、色補正、モアレ補正が用意されています。モアレ補正はノイズフィルター上からの補正、もしくはブラシツールを活用しそれぞれ補正します。すべての補正ツールは、補正レイヤーに付け足すことができます。

ナチュラルカラー

Hasselblad Natural Colour Solution (HNCS) ハッセルブラッドナチュラルカラーソリューションは、信頼性が高く優れた色調を生み出します。肌の色、プロダクトの特殊なカラー、繊細な階調を常に美しく再現します。

キーストーン補正を

使った遠近法の補正

キーストーン補正を活用することで、Phocus上で高いクオリティの遠近法補正ができます。シンプルなガイドラインを使ったインターフェイス上での補正のほかに、スライド式のつまみを使った手動での補正ができます。これに加え、絵画などの2Dの芸術作品を複写する際に役立つ2軸補正も使用可能です。


自動モアレ検出

Phocusは画像をスキャンして自動的にモアレ干渉を検出します。モアレ除去には、アジャストメント レイヤーよりブラシツールを使い修正することができます。

ハイライト補正

補正ツールの一つとして、ハイライトの補正を行う白とび軽減ツールが搭載されており、マスキングなしでも素早く正確な補正を実現します。

ビューアーの背景色と

余白のオプション

ビューアー上の背景色や余白幅はPhocus上の環境設定より変更できます。ノーマルモードとプルーフモード時で別々に設定することができます。


トーンカーブのルマモード

トーンカーブに追加されたルマ(輝度)モードは通常のRGBのカーブと比較し、各チャンネルの色再現の影響を与えずに画像全体の明るさを変更することが可能です。

デフリンジツール

デフリンジツールにより、画像の輝度差の大きな部分などに現れるパープルやグリーンのフリンジを効果的に取り除くことができます。補正する部分をピッカーで選択するだけで自動的に補正範囲と補正量が設定され、必要に応じて手動で調整可能です。このツールは調整レイヤーでも使用可能です。

デジタルレンズ補正

ハッセルブラッドのレンズ設計は、デジタル面での完成度を最大限に高め、色収差、歪み、周辺光量の自動補正などをカバーします。Phocusはレンズに記録された詳細な設計情報を利用し、被写体からの距離と絞り値の設定から撮影ごとに光学補正値を計算します。レンダリングやさらに進んだ画像編集をするためにも理想的な画像を生成します。ハッセルブラッドのデジタルレンズの補正技術は、すべてのハッセルブラッドHシステムレンズで、チルト/シフト撮影時でも自動的に機能します。また、クラシックなVシステムのすべてのカールツァイスレンズにもマニュアルで設定することで使用できます。


フォーカスブラケット撮影

新たにテザー撮影時もキャプチャーシーケンサーツールの機能としてフォーカスブラケット撮影が可能になりました。X、Hシステムと907Xが対応します。

フィルムグレインツール

新たなツールとしてフィルムグレインツールが追加され、画像にフィルムの粒子感をシミュレートして加えることができるようになりました。3つの異なるタイプのシミュレーションでそれぞれ量、粒状性、粗さと色調を調整できます。

適応型色収差補正

新たな適応型色収差補正のオプションにより、シングルショット画像のレンズ補正は従来のレンズの理論データによる収差補正ではなく、画像分析により補正する選択肢が追加されました。また、この機能により、サードパーティ製レンズで撮影された画像に対しても色収差の補正が可能となりました。