高性能レンズの幅広い

ラインアップ

H6Xのレンズは、ハッセルブラッドにより最高の光学性能を満たすよう設計、製造されています。HCとHCDレンズは、広範囲にわたる焦点距離に対応し、高速で正確なオートフォーカスシステムを備えています。独自のHCD 24mm広角レンズ、HCD 28mmとHCD 35-90mmズームレンズは、36 x 48 mmセンサーサイズのデジタルに合わせた設計で、より大きいセンサーで使用したときでも、性能の低下は画像の端にごくわずかに感じられる程度です。一体型レンズシャッターにより、最高ストロボ同調速度は1/800 秒。振動がなく、音も静かな操作です。

ビューファインダーの

優れたプログラム

フォトグラファーと被写体の重要な接点がビューファインダーです。H6Xカメラの大型で明るいビューファインダーは画像を鮮明でクリアに写し出し、光が少ない状況でも完璧な操作を可能にします。HV90XビューファインダーはHCレンズのすべてに対応し、100%に近い視野率を得られます。また、大きいアイピースにより、メガネ着用時でもフルで画像を確認できます。HVD90Xは、36 × 48 mmセンサーサイズのデジタルに最適化されています。ウェストレベルビューファインダーHVMの利用も可能です。

H1とH2のすべての機能に加え、

さらに新たな機能を搭載

H6Xは、H1とH2カメラと同様の幅広い機能を持つほか、以下の新しい機能も追加されています。

True Focus機能

HCD レンズとの互換性

36 × 48 mmセンサーサイズに最適化されたHVD90xビューファインダー

フィルムと40.2 × 53.7 mmセンサーサイズに最適化されたHV90xIIビューファインダー

高性能AFイルミネーション

作成可能なプロファイル数が4個から8個へ増加

オプションでボタンのプログラムが可能

TRUE FOCUS機能とABSOLUTE POSITION LOCK機能

画像フィールド全域に正確で精度の高いフォーカシングを実現することでハッセルブラッドのTrue Focus(トゥルーフォーカス)機能は、フォトグラファーがこれまで直面してきた課題を解決します。マルチポイントオートフォーカス機能のない代表的なオートフォーカスカメラでは、画像のセンターに位置する被写体へのピント合わせを正確に計測するだけなので、画像のセンター以外の位置の被写体にピントを合わせたいときは、まず被写体にフォーカスロックし、それからフレーミングし直す必要があります。特に焦点距離が短い場合、シャープネス面がレンズの光軸と垂直にカメラの動きに従うので、この再構図によってピントがずれてしまうことがあります。

ほとんどの一眼レフカメラの従来の解決方法は、マルチポイントAFセンサーをカメラに付けることでした。しかしこのようなマルチポイントAFセンサーによる解決は、面倒で融通がききにくく、さらに、一眼レフカメラの構造上、センター以外にピントを合わせた場合でもかなり画像の中心近くになりがちです。フォトグラファーはまずピントを合わせ、次にカメラを動かしてフレーミングし直し、その結果、ピントが合わなくなることがあるのです。

この問題を解決するために、ハッセルブラッドは現代的なヨーレートセンサーの技術を用いて、画期的な方法でカメラの動きを測定しています。それがAPL (アブソリュート・ポジションロック)プロセッサーであり、ハッセルブラッドのトゥルーフォーカス機能の基盤となっています。このAPLプロセッサーは再構図時のカメラの動きを正確に記録し、この精密な測定値を使って必要なフォーカス調整を計算します。そして、レンズのフォーカスモーターに適切なコマンドが送られ補正が行われます。APLプロセッサーは高度なポジショニングアルゴリズムを計算し、必要なフォーカス修正を高速で行うのでシャッターラグは起きません。

H SYSTEM LENSES

H6Dの新機能を最大限に活用するため、Hシステムレンズのラインナップを更新しました。H6Dカメラと併用した場合に、最高シャッター速度を1/2000秒に向上させ、寿命が伸びた新しいシャッターユニットを組み込みました。そしてもちろん、レンズシャッター採用ということは、すべての速度でフラッシュ同調が可能であることを意味します。