新しい視点からみたブラジル

ブラジル生まれのグリーソン・パウリーノは、近年、地域社会とアマゾンの保護を含め、母国の先住民族の生活について興味を持つようになりました。アイデンティティ、文化、生態系に対する気候変動の脅威など様々なテーマを探索する彼の作品シリーズは、ブラジルの人々から景観まで、ブラジルの多様性の美しさを明らかにします。欲望、希望、憧れの地として、新しい視点からみた現代のブラジルへと見る人を誘うグリーソンは、H6D-100cで捉えた、荘厳な色のフローと絶妙な画像の並置によって、人々の感覚を刺激します。

母国への帰国

グリーソン・パウリーノは、世界でも有数の生物多様性を誇るブラジル南西部のマト・グロッソ・ド・スル州で育ちました。厳格なことで知られるブラジル福音派の家族環境で過ごし、17歳のとき、グリーソンは母国を離れ、イギリスに渡って世界規模の探検を始めました。 数年後、グリーソンは現代ブラジルで先住民族のルーツを探すことに興味を覚え、魅力的な国内のアマゾン、北東、南東、中央地域を旅するようになりました。

ブラジルの人々、土地、色彩

グリーソンはブラジルの各地域に精通しており、撮影したいスポットや、さらに深く探索したい場所まで正確にわかっていました。「まず到着すると、それぞれの場所でしか出会えない美しさやシンプルさを探し出しました。」とグリーソンは話します。 作品内の被写体のいくつかはプロジェクトの一部として事前に選ばれましたが、作品に登場するシリーズを代表する顔の大部分は、旅の途中で偶然出会った人々、つまりグリーソンの目に特別な何かが写った人々でした。グリーソンの作品は、様々な並列で美しく組み合わせられ、色が生き生きとしています。これは、プロジェクトのアート共同ディレクターであるアヌーク・ウィルツとのコラボレーションによるものです。光を暗く反転した色調と見事に調和させたシーンとは対照的に、グリーソンが描くブラジルはあたかもファインアートやファンタジーのように表現され、その多様性極まる土地にあなたを誘います。

H6D-100cで撮影されたラージフォーマットの画像は、美術作品を記録するのに最適なオプションです。解像度は素晴らしく、伝えたい特定の感情を描写するための基本の最も細かい詳細を捉えることができます。カラーの描写は見事で、レタッチはほとんど必要なく、編集作業の負荷が大幅に軽減されます。

グリーソン・パウリーノについて

ブラジルのイメージメーカーであるグリーソン・パウリーノは、サンパウロ、ロンドン、パリで写真やビデオを制作しています。片足をヨーロッパに、もう片方をラテンアメリカに置き、彼は古い世界と新しい世界の美学の両方を使って、自身の主題を組み立てます。彼のネオロマンティックなイメージは、今の幻想の中の欲望、夢、そして憧れに満ちていて、現代の真実性を示しています。彼の作品は多くのハイファッション誌に掲載され、国際的にも展示されています。 彼の作品の詳細はこちら

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