アメリカ西部に惹かれ、多くの写真を撮り続けているクリエイティブなスロベニア出身の写真家ディーノ・カズニックは、拠点のニューヨークで数か月間のロックダウンを経験後、コロラド、ユタ、アリゾナ、ニューメキシコを横断する2週間のロードトリップに出かけました。中判フィルムでの撮影に慣れ親しんでいたディーノは、X1D II 50CとXCD 45mmおよび90mmの中判デジタルを旅の相棒に選びました。険しい砂漠の風景の自然溢れる地域をドライブしながら撮影したディーノの作品は、私たちを一昔前のアメリカへタイムスリップに連れ出します。



X1D IIは、フィルムでの撮影と非常によく似た体験だと感じました。ゆっくりとしたペースで、より考え抜かれた構図で撮影できました。




X1D IIのファイルは、おそらく私が今まで使った中でベストなRAWファイルであると言えるでしょう。ダイナミックレンジもISO感度も素晴らしく、木目の形でさえ、とても魅力的です。色はカメラから撮って出しでも非常に良いですが、さらに画像ファイルから編集作業で非常に高い柔軟性を得ることができる点も最高です。



私は中判フィルム愛好家なので、その点で、(X1D IIの)携帯性は素晴らしく、はるかに優れています。 特に仕事で頻繁に使用しているフルサイズと比較すると、X1D IIの方がよりポータブルだと感じます。またレンズシャッターのおかげで、カメラ本体のデザインも非常にコンパクトで、私のフルサイズのセットアップよりも小さく、さらに軽量です。



ディーノ・カズニックについて
ニューヨークを拠点とするフォトグラファー兼グラフィックデザイナーのディーノ・カズニックは、スロベニア出身で色と構図に重点を置いた、美的でユニークな写真を撮影しています。 彼はドキュメンタリー、自動車、建築、風景から環境ポートレート、ファッションまで、幅広く撮影しています。2019年、「Shaped by the West」という初の写真集を出版し、ロンドン、リュブリャナ、ニューヨーク、トロント、トリエステ、アルル、パリと世界中で展示されました。主なクライアントには、Tyler the Creator、Tesla、Jay Versace、Adobeなどが挙げられます。彼の作品の詳細については、こちら。または@dinokuznik. をご覧ください。
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Sean Conboy
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