HASSELBLAD’S HOME

ここではブランドの核をより詳しくお伝えするため、スウェーデンのヨーテボリにあるハッセルブラッド本社の舞台裏をご紹介します。中判カメラの開発の背後にある私たちの考えやプロセス、そしてスカンジナビアのデザインとクラフトマンシップが息づいた製品を世界中のクリエイターの方々に提供する私たちの社是を支える哲学について、デザイナーやエンジニアの声をお届けします。

エピソード1:Xシステムに

まつわるデザイン哲学

私たちにとって、デザインの質とは、フォトグラファーと感情的につながり、時とともに色褪せない製品を生み出すことを意味します。そのため、世界初の中判ミラーレスデジタルカメラの製作時の目標は、世界中のクリエイターに閃きを与える製品を作ることでした。

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X1Dのデザイン

X1Dの開発において、そのデザイン作業はまさにチャレンジングなものでした。それは工業製品としての現代的な要素とハッセルブラッドの伝統的なデザインを高度な次元でバランスさせ、将来のモデルにも継承可能な非常に高いレベルが求められたからです。

そうしてハッセルブラッドの過去の最もアイコニックなモデルからインスピレーションを得た、小さなディテールがX1Dに採用されました。伝統の正方形と円の組み合わせのほか、Vシステムの上部の幅広のハッセルブラッドのネームプレートや、Hシステムのストレートグリップなどハッセルブラッド ファミリーとの類似点がはっきりと見て取れます。

ここでの私たちの出発点は、カメラ自体のデザインではなく、その先すべての新しいハッセルブラッド製品に適用できるデザイン言語の開発であり、これは第2世代となったX1D IIや907Xにも継承されています。

初代の伝統的なVシステムを参考に、ハッセルブラッドの本質とつながる、個性豊かで高性能な製品を作りたかったのです。

鮮やかなアクセントとして考案されたオレンジ色のボタンは、落ち着いたスカンジナビアンの美的感覚と上手くバランスをとってデザインを完成させる最後のタッチとしても機能しています。また優しさと情熱、そして写真への愛と個人的なエンゲージメントといったハッセルブラッドブランドを構成している要素のシンボルでもあります。