修理について

ハッセルブラッドは、ハッセルブラッド・ジャパンおよび正規販売店からなるネットワークでお客さまをサポートいたします。機能や設定など技術に関するお問い合わせは、まずはお近くの販売店にご連絡ください。必要に応じて弊社のテクニカルサポートチームが引き継いで承ります。

AFのキャリブレーション

衝撃などによって、カメラボディのオートフォーカス設定にずれが生じた場合は、メーカーの仕様に従ってオートフォーカスシステムをリセットします。

カメラボディを、AF試験装置を使用して検査します。ミラーのアライメント、フォーカシングスクリーンのアライメント、AFセンサーのキャリブレーションなど、必要なキャリブレーションおよび調整を行います。さらに、ボディ背面のインターフェースロック機構を最新のものに換装し、デジタルバックやフィルムマガジンのより確実な固定が可能になります。ボディの機能の点検とファームウェアの確認をして、必要に応じてアップグレードします。

補助シャッタードライブユニットの交換

カメラボディを分解し、不具合のあるドライブユニットを交換し、必要な調整を行います。再度組み立てた後、ボディの機能の点検とファームウェアの確認をして、必要に応じてアップグレードします。

補助シャッターカーテンユニットの交換

カメラボディを分解し、不具合のある補助シャッターカーテンユニットを交換し、必要な調整を行います。再度組み立てた後、AFのキャリブレーションを行います。

カメラボディの接続ピンの交換

カメラボディを分解し、前部と後部の接続ピンを交換します。再度組み立てた後、ボディの機能を点検します。ファームウェアのバージョンを確認して必要に応じてアップグレードします。

CCD/CMOSクリーニング

CCD/CMOSクリーニングは、カメラの使用年数にかかわらず、カメラの性能が出荷時の仕様を確実に満たすように、多くの工程を経て行われます。

まず、CCD/CMOSを保護しているIRフィルターを取り外します。CCD/CMOSの位置を測定し、必要に応じて調整します。

エアコンプレッサー、クリーニング液、およびクリーニングペーパーを使ってCCD/CMOSのクリーニングを入念に行った後、フォーカスのキャリブレーションを行います。

その後、ユニットをテスト台に固定します。光を当てたオパールガラスをレンズのフィルター枠に取り付け、レンズのピントを無限遠に設定してテスト撮影を行います。未処理のRAWファイルをモニターで点検し、グリス、液、埃がセンサーに残っていないことを確認します。

マウント用シール材を取り付け、さらにテスト撮影を行って検査します。IRフィルターの表裏両面をクリーニングし、取り付けます。

カメラの性能が出荷時の仕様を満たすように、使用年数に関係なく、十分な検査を行います。性能を満たすために、別途、キャリブレーションや部品の交換が必要になることがあります。当初のお見積り金額を超える場合は、事前にお客さまにご連絡いたします。

デジタル信号処理ボード(DSP)

デジタルバック(DB)に関連する不具合が見られる場合、DBをカメラボディに接続してテスト撮影を行い、不具合の現象を確認します。

続いてDBをテストし、プリント基板(PCB)が正しく機能しているか点検します。この点検で不具合が確認され、その不具合がデジタル信号処理ボード(DSP)にあることが特定されると、その部分を交換します。

不具合のある部品を交換した後、DBを再度点検します。そして最新のファームウェアとハードウェアにアップグレードします(該当する場合)。その後、DBを再度組み立て、デジタルテストプログラムを動作させて適正な性能を発揮することを確認します。

最後にIRフィルターを取り外し、CCD/CMOSのフォーカス位置を測定して調整します。CCD/CMOSのキャリブレーション、クリーニングを行い、シール材を取り付け、その後、検証試験を行い、埃や跡が残っていないことを確認します。

シャッターボタンの交換

カメラグリップを分解し、シャッターボタンを交換します。再度組み立てた後、ボディの機能を点検し、必要に応じてファームウェアを更新します。

シャッターユニットの交換(レンズ)

レンズを分解し、新しいシャッターユニットを装着します。再度組み立てた後、レンズのフォーカス調整、機能テストを行います。

アイカップの交換

新品のアイカップをビューファインダーに装着します。

フォーカス機構のオーバーホール(レンズ)

レンズフォーカス機構を分解してクリーニングを行い、磨耗した部品を交換します。再度組み立てた後、レンズのフォーカス調整、機能テストを行います。この修理は、主にHC 80、HC 50-110、HC 120などのフロントフォーカスレンズが対象となります。また、この修理サービスは、磨耗は対象になりますが、衝撃によるレンズの損傷については対象外となります。

デジタルバックのリンクボード交換

デジタルバック(DB)に関連する不具合が見られる場合、DBをカメラボディに接続してテスト撮影を行い、不具合の現象を確認します。

続いてDBをテストし、プリント基板(PCB)の機能を点検します。これらの点検で不具合が確認され、その不具合が集積リンクボード(LB)に起因していることが特定された場合、そのパーツを交換します。

不具合のある部品を交換した後、DBを再度点検し、最新のファームウェアとハードウェアにアップグレードします(該当する場合)。その後、DBを再度組み立て、デジタルテストプログラムを動作させて適正な性能を発揮することを確認します。

カメラボディ メインボードの交換

カメラボディを分解し、不具合のあるメインボードを交換します。再度組み立てた後、フラッシュ測定システムとAFシステムのキャリブレーションを行います。

ミラードライブユニットの交換

カメラボディを分解し、不具合のあるドライブユニットを交換して、必要な調整を行います。

再度組み立てた後、カメラボディの機能点検を行い、ファームウェアを確認して必要に応じてアップグレードします。

不具合が再現しない場合

あらゆる検証をしても、ご指摘の現象が弊社で確認できない場合、修理を行わずに製品をお客さまに返却させていただくことがあります。

関連するすべての箇所のテストを行った結果、不具合が見つからず、製品を返却させていただく場合は、お客さまが修理をご依頼いただいた販売店からご連絡いたします。

ピエゾ素子のキャリブレーション

デジタルバックをコンピューターに接続し、何回もマルチショット撮影をする特殊なテストプログラムを実行します。この過程で、CCD/CMOSのピエゾ素子の動きをモニタリングし、その結果に基づき調整を行います。センサーのずれの度合いによっては、修理期間が長くなる場合もあります。

CCD/CMOSのキャリブレーションとIRフィルターのクリーニングを行った後、再びIRフィルターを取り付けます(または、擦り傷などが見られる場合は交換します)。さらに詳しい説明については、「CCD/CMOSクリーニング」の項目をご覧ください。

ピエゾ素子の交換

ピエゾ素子の交換は、デジタルバックを完全に分解する必要があります。ハウジングにある2つのピエゾ素子を交換します。

デジタルバックを再度組み立てる前に、製品の性能を最大限に発揮するために、必要に応じて、追加でハードウェアの調整をします。

ピエゾ素子とCCD/CMOSのキャリブレーションを行った後、CCD/CMOSとIRフィルターをクリーニングし、再びIRフィルターを取り付けます(または、擦り傷などが見られる場合は交換します)。さらに詳しい説明については、「ピエゾ素子のキャリブレーション」と「CCD/CMOSクリーニング」の項目をご覧ください。

修理価格の目安

一般的な修理作業については、固定価格となっています。詳しくは、お近くの正規販売店またはハッセルブラッド ストア 東京にお尋ねください。

ハッセルブラッド ストア 東京

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