© Jeremy Snell

4人の写真家、ガンジス川を行く

ガブリエル・フローレス、ジョー・グリア、ジェレミー・スネル、ダン・トムの4人の写真家は、1億人以上の信者が集まるヒンドゥー教の巡礼「クンブ・メーラ」が行われるインド中部のガンジス川に向かい、ユニークな視点と個々の写真スタイルでこの異文化の旅を記録しました。4人とも米国出身で、シネマトグラフィー、ドキュメンタリー、トラベルフォト、ストリートフォトとそれぞれ異なるバックグラウンドを持っていましたが、インド文化を紹介するエージェンシーのカマランの協力の下で、全員がインド文化への愛、冒険の精神、そして独自の視点を捉える芸術的なツールとしてのX1D-50cカメラの虜となりました。

© DAN TOM

皆さん、自己紹介をお願いします。

ガブリエル(GF):ガブリエル・フローレスです。アリゾナ州ツーソンの南西部で生まれ育ちましたが、現在はニューヨーク州ブルックリンに拠点を置き、7年以上過ぎました。主にドキュメンタリーとストーリーテリングを手掛け、実在の人物とストーリーに焦点を当てる写真家/映画製作者です。

ジョー(JG):ジョー・グリアです。ニューヨークのブルックリンに住んでいます。私のスタイルは、ドキュメンタリー/ストリートではないか?と思いますが、作品やコマーシャルの仕事のために分野を限らず様々な撮影を行っています。正直なところ、写真を撮ることを楽しんでいるだけです。

ジェレミー(JS):ジェレミー・スネルです。シネマトグラファーで、人道主義的な写真を撮影するフォトグラファーです。ニューヨークのブルックリンを拠点としていますが、1年のほとんどを仕事のために世界中を旅しています。主にポートレートに興味関心があります。

ダン(DT):カリフォルニア州サンフランシスコ生まれで現在も拠点としているダン・トムです。旅を通して、自分の周りにあるものを探索して記録することが好きです。文化、風景、人々 − その場所の本質が私の仕事から伝わればいいなと思っています。

© GABRIEL FLORES

© JOE GREER

視覚芸術家のグループとして訪れたインドでの経験はいかがでしたか?

JG:とても素晴らしい体験でした。このグループの友情から刺激を受けました。お互いの作品を独自の方法で見たり、各々の写真を撮ることへの独自のアプローチを見るのは刺激的で、このまま撮影を続けたいと思いました。

GF:正直に言うと思っていた以上に気に入りました。旅行や撮影に関しては、通常はグループで行くことには反対派です。この旅行に関しては、ロケーションのおかげで非常にやりやすかったです。− インドは広大で、視覚を奪う多くのことが起こります。たびたび、自分がグループからかなり離れていることに気づきました。探索して写真を撮りながら、自分だけの瞬間を見つけて、自分だけの空間にいたかったからです。

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あなたの周りに他の写真家がいることは、あなたの主題へのアプローチ方法に影響を与えましたか?

DT:一緒に旅行していたとしても、私たちは皆、インド/クンブ・メーラを個別に体験したかったので、出かけるたびに私たちは皆、自分の方向に分散して、まったく同じものを撮影しないようにしました。この旅行の作品を見ると、全員全く異なり、かなりクールな出来栄えです。

GF:まあグループと一緒に歩き回っていたときは、あまり撮影していなかったですね。自分と様々なシチュエーションとのより親密な瞬間のためにむしろ撮影するタイミングを温存していた感じです。なので被写体に対する見方にはあまり関係なく、むしろ影響があったのは実際撮影をするかしないかと考える段になってからでした。

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西洋の写真家としてインドでの撮影にはどのような課題がありますか?あなたはどのように被写体にアプローチしましたか?

JS:私は過去6年間、毎年インドで撮影してきましたが、旅行ごとに独自の課題があります。外国人としての最大の配慮は、心を開いて謙虚になることだと思います。私たちは言ってみれば、他人の家を訪ねた客なので、傲慢にならないことです。私はいつも誰かのポートレートを撮る前に撮影しても良いか尋ねるようにしています - 通常、謙虚に近づくと人々はよりオープンになります。そして自信も必要です。現実には、写真に撮られたくない人もいます。私の経験から、ほとんどの人は受容的です。

JG:ほぼ全ての被写体に優しい笑顔でアプローチしました。私がインドで撮影した99%の人は、写真に撮られても問題はありませんでした。多くの場合、人々は撮られようとして私のカメラの前にジャンプしました。正直なところ、私が写真撮影で訪れたすべての場所の中で、インドは写真を撮るという点で今でも最も温かく、最も歓迎的でオープンな文化の1つです。これが、私がインド行きを楽しむ大きな理由です。元来、美しい国で、他の方法では見る機会がないかもしれないその美しさを写真を通じて世界に示すことができることは、私の喜びです。

GF:特にインドはとてもオープンでフレンドリーな国です。被写体を撮影するために私が見つけた最善の方法は、言葉の壁があったとしても、こんにちはと簡単で親切なジェスチャーで上手くいきます。インドでは、写真を撮ることを受け入れている人が大勢いることに気づきましたが、そうでない人もいるので、その場合はいつも笑顔で「大丈夫、問題ありません」と言います。誰かに近づくとき、私は決して圧力をかけすぎません。

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多くの作品で、色は特に鮮明です。これらが完成するまでの過程と、混合/自然光の使い方を教えてください。

JS:ポートレートに関しては、物事をシンプルに保つのが好きです。 私は単一の光源とバックライトを好みます。光を見て、追加または変更する可能性のある時は、私は常に自分に与えられた自然環境ありきで取り組みます。そこから、独自の照明を追加して、見る人を引き付けたい顔の領域を強調します。

JG:つまり、インドは根本的にカラフルで鮮やかな国です。そこには今まで見たことのない色がありました。色は、私が特定のフレームや瞬間をどのように構成するかに大きな役割を果たしました。それが私にとって唯一の過程です。

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あなたの仕事に好都合だったハッセルブラッドファイルについてはどうでしたか?

DT:各ファイルには非常に多くの情報が保持されているため、画像の品質を損なうことなく、編集で追い込めます。色、影、露出などを試して、画像から何を得たいか確認することは楽しく、これができることに感謝します。

JS:X1Dのファイルは、私にとってカメラの最も印象的なものです。シャープネス、コントラスト、および色は、より大きな中判システムを実際に支えます。それらは信じられないほど美しく、シャープなファイルです。

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普段使用しているカメラと比較して、X1Dで撮影する際に気がついた違いは何ですか?

DT:最大の違いは画質です。ファイルは巨大です– 100MB以上!

GF:X1Dを最初に手にしたとき、それは私が撮影した最初のデジタル中判だったので、懐疑的でした。このカメラで撮影した画像の鮮明さは少し強烈すぎで、時には脅威的なほどでした。でもインドへの旅行で数日間だけ使用した後、私は虜になりました。コンパクトで、持ち運びしやすく、長時間の移動でも問題ありません。

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カマランによって作成されたガブリエル、ジョー、ジェレミー、ダンのインドでの日々について詳しくはこちら

Justin Mott

ベトナムへのラブレター

ベトナムを拠点とするフォトグラファーのジャスティン・モットは、今勢いに乗るプロとしての成功の多くを、個人的なプロジェクトから築きました。ジャスティンを過去10年間旅に連れ出した動機は、枯葉剤の壊滅的な被害に苦しむ犠牲者を対象としたフォトジャーナリズム研究でした。

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Dino Kužnik

孤独なアメリカ西部

アメリカ西部に惹かれ、多くの写真を撮り続けているクリエイティブなスロベニア出身の写真家ディーノ・カズニックは、拠点のニューヨークで数か月間のロックダウンを経験後、コロラド、ユタ、アリゾナ、ニューメキシコを横断する2週間のロードトリップに出かけました。中判フィルムでの撮影に慣れ親しんでいたディーノは、X1D II 50CとXCD 45mmおよび90mmの中判デジタルを旅の相棒に選びました。険しい砂漠の風景の自然溢れる地域をドライブしながら撮影したディーノの作品は、私たちを一昔前のアメリカへタイムスリップに連れ出します。

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Tom Oldham

XH コンバーター 0,8でレンズの新しい可能性を開く

907X 50Cで新しいXH コンバーター 0,8を最初に試した一人として、英国のフォトグラファーのトム・オールドハムはギリシャ人のモデルで活動家のビリー・デリオスと驚くべくダイナミックなスタジオセッションを行いました。907X、およびXシステムのカメラでHC/HCDレンズを使用するためのアクセサリーのXHコンバーター 0,8は、より広い画角と、改良された最大絞りを提供し、トムの典型的なポートレート撮影スタイルをf/11からf/1,8に至るワイドな範囲に広げ、驚くほど大胆なビジュアルを作成しました。

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ハッセルブラッド H6D-100c 

日本画の最大規模の展覧会「院展」の図録の作成およびアーカイブ化に活躍

より多くの光を取り込むことができる、一億画素のセンサーを搭載したハッセルブラッド H6D-100cは、高解像度の画質が求められる美術作品の撮影でも多く活躍しています。公益財団法人日本美術院が主催運営している日本画の公募展覧会の院展の図録の作成およびアーカイブ化でもH6D-100cの最高クラスの画質と解像度は、その性能を最大限に発揮しています。

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TOM OLDHAM

クルーナーズの最後

ポートレートフォトグラファーのトム・オールドハムのシリーズで受賞歴のある、「クルナーズの最後(The Last of the Crooners)」は、ロンドン東部にある彼の地元のパブ「パームツリー(The PalmTree)」で出会ったジャズミュージシャンのグループを撮影した作品です。

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Anna Davis and Daniel Rueda

新製品907X 50Cで視覚的世界を広げる

クリエィティブデュオで、ハッセルブラッドアンバサダーのアンナ・デービスとダニエル・ルエダは、新製品907X 50Cの発売を祝い、ハッセルブラッドの長い歴史からインスピレーションを得て、ハッセルブラッドの最も有名な特徴を表現した作品を発表しました。彼ら独自の視覚的世界が広がる、「クローン作成の状況」、「レコードプレーヤーとの融合」、「自身の星座のマッピング」などの各作品はNASAとの協業へも繋がった、ハッセルブラッドカメラの「優れた耐久性」、「クラシックなデザイン」、「テクノロジーの背後にある革新性」を具現化したものです。

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Adam Weist

冒険心を掻き立てるニュージーランドの亜熱帯雨林と活火山

世界が一変した2020年3月、ロサンゼルスを拠点とするフォトグラファーのアダム・ウェイストは、世の中の喧騒から離れ、地球の反対側のニュージーランドの魅惑的で夢のような景色の中にいました。亜熱帯雨林の豪雨の真っ只中から活火山の雪嵐まで、X1D II 50Cで撮影したアダムの作品は、ニュージーランドの美しさを見事に映し出し、風景写真家の憧れの地に私たちを誘います。

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Ole Marius Joergensen

セールスマンを主人公とした優雅な小作品

一昔前を象徴するセールスマンは、オレ・マリウス・ヨーゲンセンのシリーズ「Vignettes of a Salesman」の中心的存在です。 オレは、ノルウェーの風景を背景に鮮やかな映画のような照明を使用して、この物語を紡ぎました。

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