ハッセルブラッドナチュラル
カラーソリューション

ナチュラルカラー

画像の色や色調は主観的になりがちですが、画像に表われる色調は、次の要素により制御されます。

  • ピクセルサイズと感度(ダイナミックレンジ)
  • A/D変換過程におけるカラーチャンネルのビット数
  • 得られた画像データに適用されるカラープロファイル

できる限り正確な色を求めるユーザーのために、ハッセルブラッドナチュラルカラーソリューション(HNCS)が開発されました。このシステムは、多数のプリセットから選ぶ必要がなく、選択されたチップから最良の自然な色を再現します。HNCSの色深度は16bitで、より小さいセンサーを持つほとんどの35ミリフルサイズデジタルカメラに比べ、より滑らかな色調アナログフィルムのような画質を生み出します。

HNCSの神髄

多くのフォトグラファーから話を聞くと、彼らの声はすべて一致していました。

  • いくつかの色を理想に近づけるために、ほかのいくつかの色を犠牲にしなければいけないような解決策は受け入れられないと気づきました。
  • 被写体が何であれ、すべての画像で正確な色を再現したいです。
  • 正確なカラーレンダリングを実現する簡易化された色温度調整機能を必要としています。
  • カラーマネジメントをシンプルにしておくために1つのプロファイルを求めています。

これらの要望に応えるため、カラールックアップテーブル(LUT)を作成しました。このLUTを用いて、調整されたカラーバランスの入力に基づき画像をレンダリングすることができます。

またアルゴリズムを再計算し、CMOSの感度とフィルター特性を考慮に入れました。このアプローチによって、むらのない肌の色調に大きな効果が表れ、最も自然な色を生成します。このプロセスにより、Hasselblad RGBプロファイルが作成されました。より広い色域を求めるフォトグラファーのために、広範な色空間にLAB色データを組み込んだHasselblad L* RGBプロファイルも作成されました。

例:自然補正プロファイル

ポートレート補正プロファイル

製品補正プロファイル

ハッセルブラッドは、正しいと感じる色と素材をフォトグラファーが再現できるように、ハッセルブラッドナチュラルカラーソリューション(HNCS)を開発しました。これは、ハッセルブラッドデジタルカメラのキャリブレーションされたイメージセンサーから出力される、オリジナルのRAW RGBカラーデータを、数学の応用によって適切にカラー変換を行うことで確立された技術です。

汎用性のあるプロファイル

正しいと感じる色を再現するためには、被写体に応じて異なるプロファイルを適用するのが標準的な解決策です。肌色に最適なプロファイル、工業製品のために最適な表現をするプロファイル、あるいは木の葉を再現するのに最も美しく見えるプロファイルなどです。残念ながら、写真の現像作業はこのように明確に分類できないことがほとんどです。肌と葉の両方を含む被写体をどのように処理すればいいのでしょうか。特定のプロファイルの代わりに一般的なプロファイルを使う方法もありますが、一般的なプロファイルはあくまでも妥協にすぎません。間違いではありませんが、正しいともいえないのです。代わりに、ハッセルブラッドはHNCSによって汎用性のあるプロファイルを作成します。これにより、一般的なプロファイルで妥協をせず、また、被写体ごとに最適化された複数のプロファイルを使い分ける煩雑さからも解放されるのです。

コントラスト

カラー処理の最後に、コントラストが最適化されます。ハイライトとシャドウの間で画像の重要な部分を再現するためにデジタルレベルを調整します。この処理を「フィルムカーブ」の適用と呼んでいます。フィルムは常にこの技術を使って最適なコントラストを実現しているからです。色は、色空間から独立して機器内で最終的な設定が記録されます。その先にPhotoshopでの作業や特定の機器で使用するためには、PhocusソフトウェアでHasselblad RGB入力プロファイルを選択するだけです。

正確なカラーマッチング

このように、複数の数学の分野を応用して基本的なRGBカラーの値を得ることによって、人間の目に見える色と一致するカラーマッチングが可能となりました。HNCSを使用すると、正確な色を再現するために特定のカラープロファイルを選択する必要はありません。HNCSの色はそのままで正しく出力されるのです。