HASSELBLAD 500シリーズ

ハッセルブラッド500シリーズは、写真史上最もアイコニックなカメラの1つである、革新的な500Cから始まりました。 長年にわたって改良された500シリーズは、ヴィクター・ハッセルブラッドのVシステムの最高峰と名乗るに相応しいカメラです。

500C

1953年に複数のプロトタイプの開発が始まり、1957年にハッセルブラッド500Cの完成版が発売されました。1000Fまで採用されていたフォーカルプレーンシャッターのデザインに代わり、500Cでは、レンズシャッターを採用した専用の高品質のカールツァイスレンズのラインナップが揃えられました。

500C Prototypes, 1953

500Cは驚異的で、現代においても依然として色褪せない、デザインの古典です。レンズシャッター機構により、当時フラッシュバルブに代わり登場していたストロボにおいても、すべてのシャッタースピードで同調が可能となりました。また、自動絞り機能の採用により、絞り開放状態でピントを合わせることができます。

システムカメラの設計

500Cはシンプルな構造になっており、カメラ本体ではなくレンズ内のシャッターを採用することで、レンズ、フィルムマガジン、ビューファインダーの交換が可能になりました。

Breakdown of the 500C, Taken from the original 500C brochure

製造台数

1957年から1970年の間に、約76,700台の500Cが生産されました

宇宙に行った500C

500Cは、1962年に宇宙飛行士のウォルター・シラーがマーキュリーロケットに乗せて宇宙空間を鮮明に記録した最初のカメラという名声を得ました。

WALTER SCHIRRA AND THE HASSELBLAD 500C

ハッセルブラッドで映し出した歴史

20世紀後半を通じてハッセルブラッド500のカメラは、多くの歴史を記録してきました。 ハッセルブラッドで撮影された世紀を象徴する写真は無限で、例えば、ビートルズがアビーロードを横断しているシーンから、ジミ・ヘンドリックス、ローリングストーンズ、オードリー・ヘップバーン、ジェームス・ディーン、エリザベス・テイラーなどのハリウッド黄金時代の数多くの著名人まで多岐にわたります。

Audrey Hepburn, 1957
© SID AVERY / MPTVIMAGES.COM
Camera: Hasselblad 500C

Moon and Half Dome, 1960
© Ansel Adams / The Ansel Adams Publishing Rights Trust
Camera: Hasselblad 500C

Jimi Hendrix, 1967
© Gered Mankowitz
Camera: Hasselblad 500C

The Rolling Stones, 1966
© Gered Mankowitz
Camera: Hasselblad 500C

500シリーズカメラの進化

500Cを原型に進化し、さまざまな改良が施された数々のカメラが生まれました。1970年に発売された500C/Mには、露出計が内蔵されたプリズムビューファインダーが装着され、交換可能なフォーカシングスクリーンが装備されました。1988年に導入された503CXは、500C/Mより、さらに進化して、内蔵フラッシュコントロール(OTF調光)と非常に明るいフォーカシングスクリーンの両方を備えています。次に1994年に503CXiが登場し、次に501Cと続きました。1996年には専用の電子ワインダーに対応した503CWが発売されました。501CM(1997-2005)は、503CWの新しいミラー設計を使用して、501Cを改良したモデルです。最後の503CWDは、ハッセルブラッド特有のモジュール設計によって可能となった、CFVデジタルバックと組み合わせられたモデルです。このカメラは、ヴィクター・ハッセルブラッドの生誕100周年を記念して2006年に発売されました。

The 501C/M was produced in multiple colors.

ELシリーズカメラ

新しい500ELカメラは、1965年にカメラ本体に電気モーターを備えた新デザインとして発売されました。ヴィクターは鳥類の撮影用に無線でリモートコントロール可能なカメラを作ることを望みましたが、周囲はこの新しいデザインの成功を信じていませんでした。このカメラは1968年、月を撮影したカメラの1つとなりました。500ELは500シリーズのアクセサリーの多くを流用したモデルでしたが、500にモータードライブを付けた以上のカメラでした。改良版500EL / Mは、1971年に交換可能なフォーカシングスクリーンとともに発売されました。その後、1984年の500ELX、1988年の553ELX、1998年の555ELDとバージョンは続きます。

当時のマーケティング資料

German 500C brochure

Swedish 500C Catalogues

HASSELBLAD XPAN

A unique camera with dual formats.

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