世界初 中判ミラーレス
デジタルカメラ
X1Dのデザイン
X1Dの開発において、そのデザイン作業はまさにチャレンジングなものでした。それは工業製品としての現代的な要素とハッセルブラッドの伝統的なデザインを高度な次元でバランスさせ、将来のモデルにも継承可能な非常に高いレベルが求められたからです。
そうしてハッセルブラッドの過去の最もアイコニックなモデルからインスピレーションを得た、小さなディテールがX1Dに採用されました。伝統の正方形と円の組み合わせのほか、Vシステムの上部の幅広のハッセルブラッドのネームプレートや、Hシステムのストレートグリップなどハッセルブラッド ファミリーとの類似点がはっきりと見て取れます。
人間工学と機能性
X1Dのデザインの美しさの核となる要素は、形状と機能の高い次元での融合です。そのゴールは、長い撮影の後でも、フォトグラファーの手に心地よく感じられ、重量のある望遠レンズやストリートスナップに最適な広角レンズを装着した際の適切なバランスが取れるカメラを実現することでした。また、その一体型グリップはX1Dの目指すデザインと完全に調和したものとなりました。さらにカメラを指先でしっかりと固定できるよう、適切なバランスを取るために多くの改良が施されました。不要なボタンのないすっきりとした外観を目指し、最も重要な機能をワンクリックで配置し、残りの機能は直感的なタッチスクリーン内に美しく配置しました。
鮮やかなアクセントとして考案されたオレンジ色のボタンは、落ち着いたスカンジナビアンの美的感覚と上手くバランスをとってデザインを完成させる最後のタッチとしても機能しています。また優しさと情熱、そして写真への愛と個人的なエンゲージメントといったハッセルブラッドブランドを構成している要素のシンボルでもあります。
受賞歴
X1D-50cは、エレガントで斬新なデザインと優れた画質で数々の賞を受賞しており、コンパクトな外観に、形状と機能が高い次元で融合されています。
DxoMarkカメラセンサーテスト2017
画質の専門家であるDxoMark(*)は、ハッセルブラッドのX1Dセンサーに102ポイントと彼ら独自のテスト史上最高のスコアを与え、「現在市販されている中判デジタルカメラでベストのセンサー性能、最高の中判センサー」と名付けました。
ハッセルブラッドX1D-50cの画質は非常に優れており、100ポイントの壁を超えて、これまでテストした中で最高のスコアを獲得した市販のセンサーです。全体で102ポイントを獲得したほか、色深度とダイナミックレンジの両方で最高または最高値に近い結果を達成しました。
(*)DXOMARKは、「スマートフォン、レンズ、カメラを科学的に評価する独立したベンチマーク」と呼ばれるウェブサイトです。 2008年に設立され、DXOMARK Image Labsが所有し、フランスのパリのブローニュビヤンクールに本社を置いています。
レッド・ドット・アワード ベスト・オブ・ザ・ベスト・イン・プロダクトデザイン2017
X1D-50cは、数千もの製品がエントリーした「レッド・ドット・アワード」で、プロダクトデザインの最優秀賞「ベスト・オブ・ザ・ベスト」を受賞しました。X1D-50cは、アイコニックなデザイン、卓越したパフォーマンス、スカンジナビアの感性という3つの本質に基づいてデザインされ、その最高のデザイン品質と画期的な形状で評価されました。
審査員のコメント:「X1D−50cのユーザーインターフェースは直感的にタッチで操作できるユーザーフレンドリーなデザインです。ディスプレイ上のアイコンの表現も印象的です。このカメラの細部はすべて、真のデザイン品質を具現化しています。」
T I P Aベストデザインアワード2017
高品質の写真製品を表彰することで知られるTechnical Image Press Association(TIPA)は、ハッセルブラッドX1D-50cにベストデザインアワード2017を授与しました。TIPAアワードは、世界中で最も切望される写真製品の賞として認められています。
写真の限界を広げるX1D
X1Dは、2016年のリリース時に中判カメラのゲームチェンジャーと見なされていました。コンパクトなサイズ、ローライト撮影機能、フルフラッシュ同期、16ビットカラー、最大14ストップのダイナミックレンジを備えたX1D-50cは、 以来、美術、ドキュメンタリー、ストリートなど、さまざまな分野で写真撮影の限界を押し広げてきました。