HASSELBLAD PRODUCT KNOWLEDGE -X SYSTEM-

2020-06-15

Tags: Product Knowledge

Xsystemの使用方法や製品知識をご紹介します。

AFポイントの移動

Xシステムでは、フォーカスモードをオートフォーカスに設定している際、最大で117点のポイントから任意の場所を選択できます。AFポイントの移動にはいくつかの方法があります。

まず、X1D II 50Cのみで可能な方法として、背面ディスプレイでライブビューを表示中、画面上をタッチすることによるポイントの移動があります。

次に、カメラ上部にあるAF/MFボタンを長押しする方法があります。(こちらはX1DⅡ50C、X1D-50c両方に対応した方法です。)ボタンを長押しすると、ライブビュー上にすべてのAFポイントが表示されるので、タッチ操作、または前後のダイヤルの操作でポイントが移動できます。この方法は、背面ディスプレイまたはEVFのどちらを使用していても可能です。(EVF時はダイヤル操作のみ)

最後に、EVFを使用している際は、ファインダーを覗いたまま、消灯している背面ディスプレイをなぞることでAFポイントを好きな方向に移動させることができます。この操作は、「一般設定」→「タッチ」→「EVF用タッチディスプレイ」から設定できます。

再生画面のオーバーレイ表示

Xシステムで撮影したカード内の画像を再生する時、画面に表示される情報を切り替えることができます。🔲ボタンを押すか、画面の下部をタッチすることで以下の情報が順番に表示されます。

通常表示 

絞り・シャッター速度・感度、露出の情報が表示されます。

情報なし

画像全体が表示されます。

詳細表示

通常表示に加え、撮影時の露出モード、測光モード、ホワイトバランス、使用レンズ、画像のレーティングが表示されます。

RGBヒストグラム表示

輝度ヒストグラム表示

2種類のヒストグラム表示を利用することで、屋外など画像の表示だけでは露出をつかみにくい場面でも画像の状況を把握しやすくなります。

 

画像のレーティング

X1D-50cのバージョン1.24.0以降、またはX1D II 50Cの1.2.0以降では、カメラ内で撮影画像にレーティングをつけることができます。これは星0~5個の6段階で表され、RAWファイルをPhocus、またはAdobe LightroomおよびBridgeなどでブラウジング、ソートした際に反映されます。

画像を再生中、☆ボタンを押し、タッチ操作、またはダイヤルの操作で星の数を増減できます。

フォルダの作成

Xシステムでは、カメラでSDカードをフォーマットするごとにフォルダが作成されます。撮影した画像はこのフォルダに保存されていきますが、手動で保存場所を変えることもできます。

まず、画像の再生中にAE-Lボタンを押すか、タッチディスプレイをピンチして、画像のサムネイル表示に切り替えます。

続いてもう一度AE-Lボタン、またはピンチ操作で、一覧画面の左上の矢印のマークをタッチするとSDカード内のフォルダの一覧が表示されます。

この画面の右上、プラスのマークをタッチすることで、SDカード内に新たにフォルダを作成することができます。撮影した画像は常に最新のフォルダに保存されます。この機能を使うことにより、同じカードを使用しながら、撮影毎などで保存するフォルダを分けることができます。

ドライブモード

Xシステムでは通常のシングル・連写撮影以外に、セルフタイマー、インターバル撮影、露出ブラケットの各種ドライブモードによる撮影が可能です。

さらに、X1D-50cのバージョン1.24.0以降、またはX1D II 50Cの1.2.0以降では、フォーカスブラケット機能にも対応しました。これらの設定は、X1D-50cとX1D II 50Cで設定方法が異なりますのでご注意ください。

X1D-50cの場合

「カメラ設定」の中から設定可能です。

X1D II 50Cの場合

コントロール画面下部、ドライブモードのアイコンから設定可能です。

各ドライブモードを選択する画面の右側をタッチすると、詳細な設定を変更できます。

インターバル撮影では、一回のシャッターを切る動作であらかじめ設定した回数、自動的に撮影が続けられます。定点で連続撮影をする場合、タイムラプス動画撮影などに便利です。

露出ブラケット撮影では、一回のシャッター動作で露出設定を変えながら、自動で連続撮影します。輝度差の大きい被写体を撮影するときや、HDR画像を作成する素材を撮影する場合などに便利です。

フォーカスブラケット撮影では、カメラ側が自動的にピント位置を変更しながら、連続撮影を行います。近接撮影で被写界深度が浅くなる場合や絞り込みによる回折を避けたい場合に、深度合成の素材となる画像を撮影できます。

Mqモード

XシステムのモードダイヤルにはMqと書かれたモードがあります。これはマニュアルクイックモードを示しており、このモードでは、ライブビューが無効になります。

通常、Xシステムではライブビュー中は映像を取得するためにレンズシャッターが開いた状態となっており、露光時には一回シャッターを閉じたうえで、再度露光時間だけ開いては閉じ、また開いてライブビュー状態に戻る、という4回の動作行っています。Mqモードでは、これが開いて閉じる動作だけになるため、通常よりシャッターの反応が早くなります。また、ライブビューのためにセンサーを使用しないため、消費電力を抑えることができ、バッテリーの耐久時間を延ばします。

絞りのノーマル/フル

Xシステムでは、絞りを開放に設定している場合も、より正確な露出を得るために絞り羽根がわずかに駆動する仕組みとなっています。このため、点光源には多角形の絞りの形状が映り込みます。

しかしメニューのX1D-50cでは、「カメラ設定」→「設定」→「レンズ」、X1D II 50Cでは「カメラ設定」→「機器構成」→「レンズ」の項目から、絞り開放にした時の絞り羽根の挙動を変えることができます。

この設定を「ノーマル」(X1D II 50Cで「標準」)から「フル」に変更することにより、絞りを開放にした際に美しい円形のボケが得られます。

ノーマルの場合

フルの場合

水準器のキャリブレーション

Xシリーズでは、ライブビュー中に□ボタンを押し表示を切り替えるか、一般設定メニューの中から選択することで水平・垂直の水準器を利用することができます。

この水準器は、通常表示される工場出荷時の水平状態と、ユーザー自身でキャリブレーションを行う2種類の使い方があります。水準器が表示されている画面の左上のアイコンをタッチすると、工場出荷時またはユーザーのキャリブレーションに切り替えることができます。ユーザー自身がキャリブレーションを行う場合、「キャリブレーション」を選択、タッチすることで、その時のカメラの状態を水平・垂直として認識します。

これにより、こまめなキャリブレーションを行うことでき、常に正確な水平・垂直を維持できるだけでなく、特定の角度をカメラに記憶させることで、同じセッティングでの撮影を繰り返し行う場合にも便利です。

ホワイトバランスツール(ピッカー)

この機能では、プリセットのホワイトバランスでは最適な結果が得られない場合、または数種類の光源が画面の中に存在し、オートホワイトバランスでは引っ張られてしまう場合、画像内の任意の色をニュートラルカラーとして色温度・色相を固定することができます。

クオリティ設定をJPEGにして撮影し、そのまま共有・プリントアウトするような場合に便利です。

X1D Ⅱ の場合、コントロール画面のホワイトバランスメニューからピッカーを選択すると、カード内の最後の画像が表示されます。フロントダイヤルを回すと、他の画像に切り替えることもできます。画像上に表示されるピッカーをドラッグし、ホワイトバランスの基準となるニュートラルカラーに合わせ、□ボタンを押します。

再度コントロール画面のホワイトバランスメニューを開くと、ホワイトバランス値が変更され、画像にあった値になっていることがわかります。

次に撮影したカットから、取得したホワイトバランスが適用されます。

X1Dの場合、カメラ設定の中から、「ホワイトバランスツール」を選択します。

上記のX1D Ⅱ と同様、カード内の画像が表示されるので、ニュートラルカラーとする位置にピッカーを合わせます。

設定メニューのカスタマイズ

Xシステムでは、画面横の三本線のボタンを押すことでメインメニュー画面が表示されます。

画面右に並んだアイコンは各種設定メニューを表示するためのアイコンになります。そして左側に最大9個並んだアイコンは、各設定項目へのショートカットです。

これらショートカットはお好みに合わせ、並び替えができます。

メニュー上のアイコンを長押しすると、アイコン上に×印が表示されます。

この状態でアイコンをそのままドラッグすると、画面上の好きな位置に移動させることができ、また、×印をタップすると、そのアイコンはショートカットから削除されます。

表示されているアイコンが8つ以下のときは、右下に表示される+印をタッチすることで、ショートカットに追加したい機能を一覧から選択することが可能です。

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