マガジン

Victor

雑誌の枠を超えて

VICTOR は、写真が持つ圧倒的な魅力を紹介し、新たな可能性を探る雑誌です。ハードカバー版で、印刷は極めて美しく書籍のようなクオリティです。世界有数の写真誌の一つとして高い人気を誇り、完璧を追求するハッセルブラッドの姿勢と、世界的に著名なプロフェッショナルたちのクラフトマンシップを体現しています。発行は年に2回、優れたフォトグラファーたちのハッセルブラッドのカメラによる偉大な作品の数々を特集しています。

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VICTOR は、このBOOK 3 により 世界有数の写真誌の一つとしての評価を確立しました。ハッセルブラッドのカメラを愛用するフォトグラファーたちとその高度な撮影技術を、美しく臨場感あふれる大判のフォーマットで紹介することにこだわり、プリントも極めて美しく写真集として高いクオリティを維持しています。

以下にご紹介する優れた作品を通して、それぞれのフォトグラファーおよびアーティストの魅力的な世界を体感されるでしょう。BOOK 3 には、Bernhard Edmaier(ベルンハルト・エドマイアー)の作品が掲載されています。この作品は、彼の近刊予定の写真集「Colours of the Earth」にも収められている写真で、人の手が触れることなく、長い年月を経た自然の力による地質構造を、空撮による圧倒的な風景写真にとらえています。次に、Alisha Goldstein(アリーシャ・ゴールドスタイン)による、有名フォトグラファー リチャード・アヴェドンのコンプトンとロサンゼルスのサウスセントラルの人々の性格や物語を称えた力強いポートレート写真を紹介しています。ゴールドスタインは「どこで生まれ育ったかということだけでなく、彼らに共通するのは、計り知れない強さ、誇り、そして脆さなのです」と語っています。アメリカ的なテーマが続きますが、Timothy Hogan(ティモシー・ホーガン) は、包括的な撮影技術の研究であり、サーフボードのフィンの進化を撮影する自身の「theFINproject」で、サーフィンの歴史をたどります。

Klaus Thymann(クラウス・タイマン)は、気候変動の衝撃を伝えるため、世界の減少している氷山の記録を作成している非営利団体Project Pressureの活動を支えるフォトグラファーです。ここで掲載されている彼の作品は、スウェーデンのキルナという消えゆく街に焦点をあてたものです。一方、Brad Harris(ブラッド・ハリス)は、自動車やバイクの愛好家たちとユタ州、ボンネビル・ソルトフラッツで開催されるレースで、速度の限界に挑みました。

VICTOR BOOK 3 の巻頭を飾る作品は、アート、TV、音楽、そして最近、彼が熱中しているコーヒーでも有名なDavid Lynch(デヴィッド・リンチ)です。ここで彼は、「Small Images」というシュールで示唆に富んだ写真作品を紹介しています。

1世紀半以上という長きにわたり、高い評価を受けてきたハッセルブラッドの伝統をわたしたちは大切にしています。技術は常に新しくなり進化していますが、フォトグラファーと被写体の本質的な関係はその親密さにおいて変わることはありません。本書を通して、その親密さを感じられるでしょう。ハッセルブラッドと、ここでご紹介するフォトグラファーたちは、仕事において極めて高い水準に向け、厳しく取り組んでいます。VICTOR は、彼らの高い技術を証明するものです。

 

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BOOK 2

STEVE MCCURRY|スティーヴ・マッカリー

Pirelli 2013

スティーヴ・マッカリーはペンシルベニア州に生まれました。ロシアがアフガニスタンに侵攻していたときに、ムジャーヒディーン(ジハードを遂行する者の意)に従軍し撮影した写真で有名になりました。孤児となったアフガニスタンの少女を撮影した写真は、紛争地帯で撮影された写真のなかで最も良く知られる1枚となっています。

 

PEROU|ペルー

Voodoo Perou

ペルーは、イギリスのフォトグラファーで、ファッション写真とポートレート写真を専門とし、Daniel Craig(ダニエル・クレイグ)やVivienne Westwood(ヴィヴィアン・ウエストウッド)からStephen Fry(スティーヴン・フライ)やRichard Dawkins(リチャード・ドーキンス)に至るまで、モダンカルチャーを象徴する人物を撮影しています。

Concrete

本誌のために、ペルーはアディダスとのコラボレーションで、2013年の春夏コレクション「Concrete」を撮影しています。

 

CHRISTIAN MALDONADO|クリスティアン・マルドナド

Falling Beauty

クリスティアン・マルドナドは、ドキュメンタリーなどの制作の分野で経験を積んだブラジルのフォトグラファーです。以前、ハッセルブラッド・マスターズ・アワードの最終選考まで残った実績があり、複数の写真集も発表しています。

 

MICHAEL LEVIN|マイケル・レヴィン

Continuum

マイケル・レヴィンは、世界各国の18のギャラリーと契約している、受賞歴のあるフォトグラファーです。白黒の作品で有名ですが、最近では、本誌に掲載されているようにカラーでも撮影しています。

 

ALEC SOTH|アレック・ソス

Dispatch

アレック・ソスは、ミネソタ州在住で、フォトグラファーとして活躍する一方、Little Brown Mushroomという小さな出版社を立ち上げ、フォトグラファーや作家、デザイナーの作品を出版しています。

 

CHRIS WALTER|クリス・ウォルター

In Their Element

クリス・ウォルターは、水中写真を専門とし、2014年のハッセルブラッド・マスターズ・アワードのファイナリストです。彼は、自らが使う水中撮影用カメラの開発に向け、ハッセルブラッドと広く協力しています。

 

JOE WINDSOR-WILLIAMS|ジョー・ウィンザー ウィリアムズ

Vanquished

ファッションやライフスタイルをテーマとした写真からキャリアをスタートしたジョー・ウィンザー ウィリアムズは、現在では車をテーマとした作品を専門としています。

 

GUIDO ARGENTINI|グイド・アルジェンティーニ

Argentum

グイド・アルジェンティーニはフィレンツェで生まれ、現在はロサンゼルスに住んでいます。ファインアートフォトグラファーで、女性をテーマにした作品が有名です。『Vogue』、『Playboy』、『GQ』などの仕事をしています。

 

DAVID HOCKNEY|デイヴィッド・ホックニー

デイヴィッド・ホックニーは、この50年間で最も影響力のあるイギリス人アーティストの一人です。彼は、デジタルやカメラ技術を駆使した実験的なアート作品を製作しています。

 

JANE USSHER|ジェーン・アッシャー

Still Life

ジェーン・アッシャーは、ニュージーランドで最も高く評価されたフォトグラファーの一人で、これまで南極歴史遺産トラスト(Antarctic Heritage Trust)と緊密に協力し、今では廃墟となっている初期の探検基地の撮影を行っています。

 

BRUNO AVEILLAN|ブルーノ・アヴェヨン

D’Errance et de Lumières

ブルーノ・アヴェヨンは国際的に高く評価されたフォトグラファーであり映画監督で、ファインアートからコマーシャルまで手掛けています。

 

PETER MATHIS|ペーター・マティス

Dolomites

ペーター・マティスは、オーストリア、ホーエネムス在住のフォトグラファーです。初めは、アウトドアやスポーツ関連の写真で有名でしたが、最近は風景写真に専念しています。

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ALEXANDER BABIC|アレクサンダー・バビック

Reno Air Races

アレクサンダー・バビックは、1974年ビーレフェルトで生まれ、現在はハンブルクに住んでいます。1995年から1998年は広告写真を手掛け、2009年にはハッセルブラッド・マスターズ・アワードのファイナリストに選ばれました。リノ・エアレースをテーマにした彼の作品が、VICTOR BOOK 1 に掲載されています。

 

EDWARD BURTYNSKY|エドワード・バーティンスキー

Water Australia Oil

エドワード・バーティンスキーは1955年に生まれ、カナダで最も尊敬を集めているフォトグラファーの一人です。世界の工業地帯を描写した彼の作品は、世界の主要な美術館に展示されています。5年にわたり海外を巡った写真展「Oil」など、彼の作品展では、本人が定期的に講演を行い、作品は頻繁に世界各国の出版物に掲載されています。

 

ANTON CORBIJN|アントン・コービン

Inwards and Onwards

1995年にオランダで生まれたアントン・コービンによる写真と映像は、Joy Division、U2、Depeche Mode、Nirvanaといったアーティストとの仕事を通じて、ポップミュージックにおける視覚的な言語を形成しました。最近は、イアン・カーティスの伝記映画「コントロール」(2007年)やジョージ・クルーニー主演の「ラスト・ターゲット」(2010)を監督しました。

 

TIM FLACH|ティム・フラック

More Than Human

ティム・フラックは1958年、ロンドンに生まれ、セントラル・セント・マーチンズ・カレッジ・オブ・アート・アンド・デザイン(Central St. Martin’s College of Art and Design)でファインアートを学びました。動物の行動と特性を独創的にとらえた作品が有名ですが、その中で、彼はしばしば人間と動物の間の緊密な関係性、特に、人間が動物を理解し、働きかけようとするとき、人間がいかに自分の理想を押し付けているのかを探求しています。

 

MARCO GROB|マルコ・グロブ

Beyond 9/11

スイスのオルテンで生まれたマルコ・グロブは、ロサンゼルスでフォトグラファーの助手としてキャリアをスタートさせました。当初は静物写真を撮っていましたが、その後、2003年にはポートレート写真とファッション写真に転向しました。これまで、オバマ大統領、ジョージ・クルーニー、バズ・オルドリン、ヒラリー・クリントンなど有名人のポートレートを撮影するほか、2007年には、ハッセルブラッド・マスターズ・アワードを受賞しています。現在は、ニューヨークに住んでいます。

 

MICHAEL HITOSHI|まいける ひとし

Twilight

まいけるひとしは、香川県で生まれ、東京で芸術を学んだ後、アメリカに渡ります。写真スタジオで働いた後、1996年に独立し、当初はロサンゼルスと日本でファッション写真の仕事をしていました。東京に戻り自身のスタジオを開設してから現在で9年になり、2014年のハッセルブラッド・マスターズ・アワードのファイナリストです。

 

DAMON LOBLE|デイモン・ローブル

Personal Visitation

デイモン・ローブルは、ロサンゼルス在住のフォトグラファーです。彼は、24歳のときに写真に興味を持ち始めました。写真に興味を持ち始める以前よりヌードに関心を持っていました。ローブルにとって重要なのは、親密な心地よさが漂う空気感と、静けさから伝わる物語を画像にとらえることです。彼は、デジタル写真関連の店「150Kilos」の共同経営者でもあります。2004年以降、ハッセルブラッドのデジタルシステムおよびカメラは、彼のビジネスと個人的な作品の両方において主要な機器となっています。

TOM NAGY|トム・ナジ

Cloudscapes & Viareggio

トム・ナジはドイツで生まれ、現在、ハンブルクに住んでいます。雄大な景観に魅了された、スケールの大きい写真で知られています。彼はこれまでに、ADC、AOP、PDN、PX3、Comm Artsなど多くの賞を受賞しています。彼は、Adobe、SAP、スイスインターナショナルエアラインズなど、世界中にクライアントを持ち、一年のうちのほとんどを仕事のため海外で過ごしています。

 

RIPLEY & RIPLEY|リプリー&リプリー

Automotive

リプリー&リプリーは、フォトグラファーとして活動するときの名前で、通称「リップ(Rip)」です。彼は、国際的に写真集の出版と展覧会を行っています。アディダスの広告でベッカムを撮影した写真など、ポートレート写真での実績がありますが、現在では様式化した車の画像が評価されています。ハッセルブラッドはH4D-200MSの発表に際し、プロモーションのための画像を依頼しました。また、2012年のハッセルブラッド・マスターズ・アワードの審査員でもあります。

 

ANDREANA SCANDERBEG & ALEXANDER SAUER|アンドレアナ・スキャンダーベグ&アレクサンダー・ザウアー

On The Silken Thread

アンドレアナ・スキャンダーベグとアレクサンダー・ザウアーのコラボレーションは、2005年に大きな成果を上げ、その翌年にはScanderbeg Sauer Photographyを設立しました。彼らが居る場所は、多くの人たちにとって極めて産業的で、うるさく、汚く、遠いところだと思って良いでしょう。彼らの作品は主に、企業、産業、および個人との出会いをテーマにし、独創的な視覚表現と一貫性のある視点を特徴としています。

 

RODNEY SMITH|ロドニー・スミス

Soaring To New Heights

ロドニー・スミスは、イェール大学でウォーカー・エヴァンス(Walker Evans)のもと、写真を学びました。長年にわたる際立ったキャリアのなかで、彼はニューヨーク証券取引所からニューヨーク・シティ・バレエ団に至る多彩なクライアントの仕事をしてきました。ほかに、Ralph LaurenやSaks Fifth Avenueなどのクライアントを持ち、また、彼の作品は、Vanity FairやEsquireなどの記事に取り上げられています。現在、ニューヨーク市に近いハドソン川沿いに住んでいます。

 

MARK ZIBERT|マーク・ジバート

Pink

マーク・ジバートは、2000年よりプロのフォトグラファーとして活躍しています。まだ23歳のときに、手掛けたナイキの広告で注目を集めました。以来、多様なクライアントを持ち、最近ではアディダスや国際パラリンピック委員会の仕事もしています。2008年の北京オリンピックで撮影したアディダスの広告が、カンヌゴールドライオンを受賞し、ニューヨークで開催されたルーシー・アワードではフォトグラフィー・キャンペーン・オブ・ザ・イヤーに輝いています。

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